これからの久米島海洋深層水の有効利用
- 標題
- これからの久米島海洋深層水の有効利用
- 作者
- 今田千秋(東京海洋大学大学院)、五十嵐康弘(富山県立大学)
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 基礎研究
- 出版年
- 2015
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 16
- 期
- 2
- 頁
- P56
- 點閱數
- 5566
摘要
久米島では海洋深層水の取水規模を拡大し、現在の約8倍の深層水を取水する計画があり、海洋温度差発電(OTEC)を大幅に拡大するのみならず、深層水の発電以外の諸産業への有効利用を展開、発展させる絶好の機会と捉えることが出来る。
久米島モデルの発電利用後の深層水利用産業として、アワビやシラヒゲウニなどの水産養殖のほか海水淡水化、冷熱利用、水素製造、リチウム等の金属回収、食品・医療品・化粧品への利用などが検討されており、研究開発から実証、商用化までを島内だけで実現できる総合的地域を目指している。しかし、これに追随する形で、アジア各国も同じような深層水の複合利用事業の提案をしていることから、我が国としても新たな有効利用の発展が期待される。
久米島モデルの発電利用後の深層水利用産業として、アワビやシラヒゲウニなどの水産養殖のほか海水淡水化、冷熱利用、水素製造、リチウム等の金属回収、食品・医療品・化粧品への利用などが検討されており、研究開発から実証、商用化までを島内だけで実現できる総合的地域を目指している。しかし、これに追随する形で、アジア各国も同じような深層水の複合利用事業の提案をしていることから、我が国としても新たな有効利用の発展が期待される。