海水淡水化用プレート式熱交換器に関する研究-第一報 コーティングアルミプレートの伝熱性能の評価-
- 標題
- 海水淡水化用プレート式熱交換器に関する研究-第一報 コーティングアルミプレートの伝熱性能の評価-
- 作者
- 有馬博史 (佐賀大学海エネ)、松田昇一 (琉球大学)、稲富諒 (佐賀大学)
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 能源利用
- 出版年
- 2015
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 16
- 期
- 2
- 頁
- P57
- 點閱數
- 3357
摘要
海洋温度差発電(OTEC)プラントは、海水淡水化装置との複合利用が推奨されているが、特にフラッシュ蒸発法の利用が効率的であるとされている。フラッシュ蒸発法は OTEC で使用された表層水をフラッシュ室と呼ばれる真空容器内で蒸発させ、その水蒸気を熱交換器で深層水を使って凝縮することで真水を作る方法である。そのため、熱交換器には効率の良いプレート式熱交換器(PHE)が用いられている。現在、佐賀大学海洋エネルギー研究センターでは久米島サテライトに沖縄県海洋温度差発電実証設備(以下、久米島OTEC)からの海水を利用した海水淡水化装置の連続運転を行っているが、本研究ではこの海水淡水化装置に使用されている PHE について久米島の表層水、深層水を利用した場合における伝熱性能を明らかにするとともに、プレート材料としてコーティングされたアルミプレートを利用した場合における伝熱性能について報告する。