久米島における海洋深層水複合利用のための海水調査
- 標題
- 久米島における海洋深層水複合利用のための海水調査
- 作者
- 池上 康之, 浦田 和也, 兼島 盛吉
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 基礎研究
- 出版年
- 2010
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 11
- 期
- 1
- 頁
- P Abs01_22
- 點閱數
- 3363
摘要
佐賀大学海洋エネルギー研究センターでは、海洋の温度差エネルギーを利用した海洋温度差発電(OTEC)の実用化に向けた研究を行っている。今後の課題は、実用規模での実証試験や高性能な熱交換器の開発及び防汚技術の開発等が挙げられる。特に、利用できる温度差が小さいため熱交換器の汚れ付着による伝熱性能の低下抑制技術は重要となる。熱交換器に付着するバイオファウリングのメカニズムは、演者らのこれまでの研究によりほぼ明らかになってきており、海水中の従属栄養細菌数が重要なファクターである。
一方、OTEC の特徴として、発電により電気が得られる他に、排水する表層水及び深層水を有効に利用した海水淡水化や水素製造及び海洋深層水利用による魚場造成などの複合利用ができるというメリットがあるため、周辺海域の調査、分析及び解析したデータが必要となる。
そこで、本調査では、沖縄県海洋深層水研究所の表層水及び深層水を取水し、プレート式熱交換器の伝熱性能低下の大きな要因と
一方、OTEC の特徴として、発電により電気が得られる他に、排水する表層水及び深層水を有効に利用した海水淡水化や水素製造及び海洋深層水利用による魚場造成などの複合利用ができるというメリットがあるため、周辺海域の調査、分析及び解析したデータが必要となる。
そこで、本調査では、沖縄県海洋深層水研究所の表層水及び深層水を取水し、プレート式熱交換器の伝熱性能低下の大きな要因と