沖縄・久米島から始まった海洋温度差発電の新しいステージ(Ocean Thermal Energy Conversion Project at Kume-jima in Okinawa Prefecture)
- 標題
- 沖縄・久米島から始まった海洋温度差発電の新しいステージ(Ocean Thermal Energy Conversion Project at Kume-jima in Okinawa Prefecture)
- 作者
- 池上康之・實原定幸・高橋義男・尾崎 誠(Yasuyuki Ikegami, Sadayuki Jitsuhara, Yoshio Takahashi And Makoto Ozaki)
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 能源利用
- 出版年
- 2014
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 15
- 期
- 1
- 頁
- P27-31
- 點閱數
- 3118
摘要
沖縄県の方々のご尽力で,世界に先駆けて,海洋温度差発電(OTEC) の実証実験が昨年の6 月に本格的に始まった. 特に,長年,沖縄県・久米島で日本最大の海洋深層水の利用を安全にかつ有効に利用してこられた方々の素晴らしい実績とご尽力がこのプロジェクトをスタートさせた.
沖縄県は,島しょ地域であるため化石燃料への依存割合が非常に高いことから,化石燃料の代替ェネルギーとして,それぞれの離島の地域特性に即した風力発電,太陽光発電等の再生可能ェネルギーの導入拡大に取り組んでいる. このような状況の中,平成24年度,再生可能ェネルギーのうち,海洋の深層水および表層水を利用する発電,いわゆる海洋温度差発電の利用方法について,久米島町の海洋深層水研究所において実証事業を開始した.
本稿では,本事業を紹介すると共に今後の展望について報告する.
沖縄県は,島しょ地域であるため化石燃料への依存割合が非常に高いことから,化石燃料の代替ェネルギーとして,それぞれの離島の地域特性に即した風力発電,太陽光発電等の再生可能ェネルギーの導入拡大に取り組んでいる. このような状況の中,平成24年度,再生可能ェネルギーのうち,海洋の深層水および表層水を利用する発電,いわゆる海洋温度差発電の利用方法について,久米島町の海洋深層水研究所において実証事業を開始した.
本稿では,本事業を紹介すると共に今後の展望について報告する.