東部深層海水創新研發中心

調整海洋深層水飲料と腸内環境 =高知県産学官民連携project=

發佈日期:2017-11-17

標題
調整海洋深層水飲料と腸内環境 =高知県産学官民連携project=
作者
○竹内啓晃・石塚悟史・吉金優・樋口慶郎・松村敬久(高知大学)、竹中幸市(高知県海洋深層 水企業クラブ)、高知県庁、室戸市役所
文件屬性
日本研究
知識分類
醫療保健
點閱數
2587

摘要

1.背景・目的
近年、美容・健康・医療分野で海洋深層水飲料の生体効果が次々と明らかとなり研究報告(発表・論文)も増えている。世界中の健康意識の向上と相俟って、社会の関心も高く、健康維持・増進の観点からも良い潮流である。同時に、それら生体効果に関する厳しい消費者目線を意識し効果の信頼性(検証や根拠)の担保が一層重要である。報告されている様々な生体効果は事実と信じたいが、その根拠を明確に提示することは試料の性格からも極めて困難といえる。そこで、それら生体効果を説明できる医科学的根拠・作用機序を得るべく高知県は産学官民連携project を構築し、臨床試験(飲用による腸内環境への影響)を実施した。
2.方法
高知県室戸市民の協力を得て3 年間の臨床試験を実施した。同意を得た市民をランダムに、調整海洋深層水飲料(硬度1000)あるいはミネラル天然水(コントロール)を飲用する2 群(各約50 名)に割振り、12 週間の継続飲用(1L/1 日)を実施した(2 重盲検試験)。飲用前後で尿・便を採取し各種分析・測定を行い、結果は飲用前後で比較解析を実施した。また、飲用前後でアンケートを実施し、体調の変化等も検証対象とした。解析項目:尿はイソフラボン類量(3 種類)を測定した。便は腐敗産物量(5 項目)、分泌型IgA量、有機酸量(9 項目)の測定および腸内細菌叢の解析を行なった。
3.結果
アンケート結果:試料群で便秘改善効果が有意に高かった。便の解析結果:試料群で総有機酸量(短鎖脂肪酸量)が有意に増加していた(23%差)。個別項目では主要なプロピオン酸、酢酸の増加が
顕著であり、有機酸産生亢進を認めた人の割合(効果割合)も全項目で試料群が高値を示した。男女間で差を認める項目もあった。腸内細菌叢の解析からは試料群で天然水群と比較して2 桁以上も有意に増加している細菌(3 種類)が見出され、それらは短鎖脂肪酸等の産生亢進に関与する腸内細菌であった。尿の解析結果:試料群では全3 種類のイソフラボン類も有意に増加していた(ダイゼインは14 倍、エクオールは1.6 倍、ゲニステインは10倍)。

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