東部深層海水創新研發中心

滑川市における海洋深層水利用について

發佈日期:2017-08-10

標題
滑川市における海洋深層水利用について
作者
石川 久勝・○岩田 俊樹・泉 宏明(滑川市海洋資源振興課)
文件屬性
日本研究
知識分類
基礎研究
點閱數
5530

摘要

1. はじめに
滑川市ではこれまで深層水の利活用について様々な取り組みが展開され、食品や入浴剤、医療、農業等の多岐に渡る利用及び研究を行ってきた。また、平成9 年にほたるいかミュージアム、10 年に深層水体験施設タラソピア、16 年に深層水分水施設アクアポケットといった深層水関連施設の整備も行ってきた。
2.市内の深層水関連施設
ほたるいかミュージアムはホタルイカの神秘的な生態や生息する深海の不思議を、見て、感じて、楽しみながら学べる体験・体感型の施設である。深層水体験施設タラソピアは世界で初めて深層水浴のできる健康増進施設として建設され、深層水浴等を通してタラソテラピーを体験できる施設である。アクアポケットは原水に加え、脱塩水、高濃縮水など6種類の深層水を分水している施設である。とくに塩分濃度が13~15%もある高濃縮水を分水している全国でも珍しい施設である。
3.これまでの研究等
本市ではタラソピアにおいて深層水の効能に関する研究を行っており、健康増進効果、皮膚状態の改善に関する効果、メタボリック症候群に対する効果といった様々な研究を県などと共同で実施してきた。
また、その他の分野での活用として、農業分野で主に生育促進、殺菌、除草等の効果について大学等の協力を得て研究を実施してきた。近年ではトマトの栽培に深層水を活用しており、ブランド化に努めるとともに、生産されたトマトを市内の学校給食の食材として利用することで食育、地産地消に役立てている。
4.まとめ
本市における海洋深層水を取り巻く状況については、関連施設であるタラソピアの入館者の減少など課題もみられるが、分水量は比較的堅調に推移している。本年4月には、海洋深層水を含めた海洋資源の
振興を目的とした部署を新設するなど、海洋深層水の更なる利活用に向けた取り組みを強化しているところであり、引き続き様々な利活用を検討していきたいと考えている。

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