駿河湾深層水・光量および水温がサガラメEisenia arborea幼体の生長に及ぼす影響
- 標題
- 駿河湾深層水・光量および水温がサガラメEisenia arborea幼体の生長に及ぼす影響
- 作者
- 二村 和視, 岡本 一利, 高瀬 進
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 水產養殖
- 出版年
- 2007
- 刊名
- 水産増殖
- 卷
- 55
- 期
- 2
- 頁
- P 199-204
- 點閱數
- 3344
摘要
太平洋沿岸の中部に位置する駿河湾の水深397mおよび水深687mから取水した清浄, 低温および富栄養を特徴とする駿河湾深層水でサガラメ幼体を培養し, 種苗生産時の最適生長条件を調べた。試験終了時に, 397mおよび687mから取水し, 加温した駿河湾深層水中で培養した幼体の葉長は, 122±15mm, 128±15mm [相対生長率 (RGR) , 3.7%/dayおよび4.1%/day] であった。この値は表層海水中での幼体の葉長100±8mm (RGR, 3.2%/day) よりも高かった。全長が150mm以下の小型の幼体は, 12および17℃区でそれぞれ141±19, 138±17mmを示し (RGR, 4.1%/dayおよび3.6%/day) , 21℃区の葉長100±9mm (RGR, 3.3%/day) に比べて高かった。また150mm以上の大型の幼体では, 光量3.6mol/m2/day, 水温8℃~18℃で相対生長率約1.0%/dayを示した。