データセンターの冷房に海洋深層水を利用した場合の省エネ性と経済性の検討
- 標題
- データセンターの冷房に海洋深層水を利用した場合の省エネ性と経済性の検討
- 作者
- 森野 仁夫
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 基礎研究
- 出版年
- 2010
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 11
- 期
- 1
- 頁
- P Abs01_26
- 點閱數
- 3457
摘要
海洋深層水の特性の一つである低水温性を冷房に利用することで、大きな省エネルギー効果が得られることは、よく知られている。
海洋深層水を利用した冷房は、わが国では、沖縄県海洋深層水研究所、富山県農林水産総合技術センター、室戸市アクアファーム、入善町海洋深層水活用施設などで導入され、民間では入善町の食品工場でその有効性が確認されている。
現在の一般的な空調システムでは、冷房に供される冷水は 7℃で負荷側に送られ 12℃で冷凍機に戻ってくるように設計される。すなわち、海洋深層水が7℃程度で取水される場合は、海洋深層水をそのまま冷房用の冷水として利用できる。
本報告では、サーバーなどのIT機器の発熱により、一般の建物と比べて冷房負荷が大きいデータセンター(DC)に海洋深層水による冷房を適用した場合を例に、省エネルギー効果を検討し、海洋深層水取水設備にどの程度までの投資が許容できるか検討した結果について報告する。
海洋深層水を利用した冷房は、わが国では、沖縄県海洋深層水研究所、富山県農林水産総合技術センター、室戸市アクアファーム、入善町海洋深層水活用施設などで導入され、民間では入善町の食品工場でその有効性が確認されている。
現在の一般的な空調システムでは、冷房に供される冷水は 7℃で負荷側に送られ 12℃で冷凍機に戻ってくるように設計される。すなわち、海洋深層水が7℃程度で取水される場合は、海洋深層水をそのまま冷房用の冷水として利用できる。
本報告では、サーバーなどのIT機器の発熱により、一般の建物と比べて冷房負荷が大きいデータセンター(DC)に海洋深層水による冷房を適用した場合を例に、省エネルギー効果を検討し、海洋深層水取水設備にどの程度までの投資が許容できるか検討した結果について報告する。