海洋深層水の冷熱を利用した夏場ホウレンソウ栽培の収益性
- 標題
- 海洋深層水の冷熱を利用した夏場ホウレンソウ栽培の収益性
- 作者
- 兼島 盛吉, 谷合 直樹
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 精緻農業
- 出版年
- 2010
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 11
- 期
- 1
- 頁
- P Abs01_15
- 點閱數
- 3204
摘要
ホウレンソウの生育適温は、10~20℃の冷涼な気候を好む野菜であるため、亜熱帯地域に属する沖縄県での夏場の生産量は極めて少なく、6~10 月の県内自給率は2%以下となっている。
演者らは、これまでに海洋深層水(約10℃)との熱交換で得られる約12℃の冷淡水を利用し、ホウレンソウの根域のみを冷却することで、この時期の高温障害を回避し、沖縄県の夏場においてもホウレンソウが安定して生産できることを示してきた。
今回、海洋深層水研究所で生産されたホウレンソウを、沖縄県中央卸売り市場に出荷し競売にかけ、販売価格をもとに海洋深層水の冷熱を利用した夏場ホウレンソウ栽培の生産額を試算し、研究所の背後地においてホウレンソウを年間10作した場合の収益性を検討したので報告する。
演者らは、これまでに海洋深層水(約10℃)との熱交換で得られる約12℃の冷淡水を利用し、ホウレンソウの根域のみを冷却することで、この時期の高温障害を回避し、沖縄県の夏場においてもホウレンソウが安定して生産できることを示してきた。
今回、海洋深層水研究所で生産されたホウレンソウを、沖縄県中央卸売り市場に出荷し競売にかけ、販売価格をもとに海洋深層水の冷熱を利用した夏場ホウレンソウ栽培の生産額を試算し、研究所の背後地においてホウレンソウを年間10作した場合の収益性を検討したので報告する。