東部深層海水創新研發中心

多段ランキンサイクルを用いたOTECによる海水流量低減の検討

發佈日期:2016-10-03

標題
多段ランキンサイクルを用いたOTECによる海水流量低減の検討
作者
安永健・森﨑敬史・池上康之(佐賀大学)
文件屬性
日本研究
知識分類
能源利用
出版年
2015
刊名
海洋深層水研究
16
2
P62
點閱數
2457

摘要

沖縄県海洋深層水研究所では,取水した表層海水と海洋深層水を用いて,海洋温度差発電(OTEC)の実証プラントが 2013 年から運転を行っている.また,久米島では,海洋深層水の取水量増加による複合利用の推進が検討されており,その中で正味出力 1MW 規模の商用プラント設置が検討されている(1).ここで,海洋深層水の取水設備設置コストは OTEC 発電設備のコストの約 3 倍と試算されており,システムの低コスト化には,取水設備のコスト低減が重要である.一方,佐賀大学海洋エネルギー研究センターでは,取水した熱源海水の熱エネルギーを有効利用する方法として,熱源海水をカスケード利用する多段サイクルを検討しており,理想的条件では,同じ熱源の温度,流量条件において,従来(単段)のサイクルよりも発電出力が約 1.3 倍になる可能性が示されている(2).本報では,発電出力 1MW の OTEC について,従来の単段ランキンサイクル(S-R)と 2 段ランキンサイクル(D-R)の必要海水流量について比較を行い,D-R による海水取水量の低減の検討結果を報告する.

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