沖縄県久米島町真謝港における海洋深層水を用いた藻場の造成実験
- 標題
- 沖縄県久米島町真謝港における海洋深層水を用いた藻場の造成実験
- 作者
- 矢久保允也・○倉橋みどり(東京大学生物生産工学研究センター)、大内一之・大内ララ(大内海洋コンサルタント)、渋谷正信(渋谷潜水工業)、伊関亜里砂(ブルードーム)
- 文件屬性
- 日本研究
- 知識分類
- 水產養殖
- 出版年
- 2015
- 刊名
- 海洋深層水研究
- 卷
- 16
- 期
- 2
- 頁
- P30
- 點閱數
- 3250
摘要
近年、日本各地で藻場が衰退傾向にあることが報告されており、その原因としては、沿岸の埋め立てなどによる人工化や磯焼けが主な原因として挙げられている。磯焼けには、捕食者による食害や水温の上昇、海水の貧栄養化などのさまざまな原因が考えられている。藻場の衰退が水温の上昇または海水の貧栄養化によるものであれば、海洋深層水(以下 深層水)を利用することで藻場の回復や造成につながることが期待できる。今回の実験では、深層水を放水することで人工的に低温かつ富栄養な環境を作り出し、その環境内で海藻が繁茂することができるのかを検証することを目的とした。